Maixの選び方
Sipeedのマイコンボード「Maix」シリーズの比較資料です。
用途別のおすすめや各モデルの特徴を分かりやすく紹介します。

Maixシリーズとは?

MaixシリーズはSiPeed社のマイコンボードで、Kendrytye社のK210プロセッサーを搭載したシリーズです。
最大の特徴はお手軽なAI機能です。
ArduinoやM5Stackと似た感覚でオリジナルのAIを開発できます。

MaixシリーズはどのモデルもK210プロセッサーを搭載しているので、マイコン自体の性能やソフトウェア開発環境は同じです。

用途や目的にあわせた最適なモデルを探すため、各モデルの特徴や仕様を整理して紹介します。

モデル一覧

2020年4月時点で主なモデルが5種類あります。

  • MaixCube:M5Stack型のモジュール
  • MaixGO:全部入りモデル
  • Maixduino:Arduino互換モデル
  • M1 Dock:ブレッドボード向け基板タイプ
  • Maix Bit:小型基板タイプ

主要スペックを比較表にまとめました。(テキスト版比較表)
Maix比較表

用途別のおすすめ

まずは用途別のオススメを紹介します。
Maixシリーズの主要モデルを「拡張性」と「サイズ」で分類するとこうなります。
ポジションマップ

「さくっと使ってみたい」

「AI機能を試してみたい」
「とりあえずさわってみたい」
と思っている人には、すぐに動かして遊べる「MaixCube」がイチオシです。
M5Stackと似たサイズ感のケースにカメラや液晶、バッテリーを内蔵しています。

お手軽さなら「M5StickV」もオススメです。
小さくてかわいいデザインのマイコンキットです。
M5StickV 製品紹介

「拡張性が欲しい」

外付モジュールを接続できる拡張性を重視するなら「MaixGO」がおすすめです。
カメラ、液晶、マイク、スピーカー、WiFi/Bluetoothを搭載しているので、コレ1台でAIoTのプロトタイミングをマルチにこなせます。

Arduinoが使い慣れているなら「Maixduino」もおすすめです。
Arduino用拡張シールドを転用できます。

モデル別の特徴

つぎにモデルごとの特徴を紹介します。

MaixCube

M5Stackと似たサイズ感のモジュールです。
カメラ、マイク、ディスプレイ、バッテリーが小さいケースにまとまっています。
拡張コネクタも複数あり、いろいろな用途で便利な優等生です。

MaixGO

カメラ、タッチスクリーン、スピーカーなど「全部入り」の最上位モデルです。
オプションでアレイマイクや内蔵バッテリーも搭載できます。

Maixduino

Arduino Unoと同じサイズ(フォームファクタ互換)のマイコンボードです。
Arduino用の豊富な拡張シールドを転用できます。

M1 Dock

汎用スルーホール(2.54mmピッチ)で端子を引き出せます。
ブレッドボードと組み合わせたプロトタイミングに向いています。
通常のM1 Dockの他、WiFi対応したM1W Dockもあります。

Maix Bit

Maixシリーズで一番小さいボードです。
汎用スルーホール(2.54mmピッチ)で端子を引き出せます。
基板サイズが小さいのでmicroSDカードやFPCコネクタの抜き差しは注意が必要です。

その他のモデル

組み込み用途向けのモジュールも販売されています。

M1/M1W

K210プロセッサーと電源IC、フラッシュメモリーを集積したマルチチップモジュールです。
裏面に放熱用パッドのついた72ピン QFNパッケージ(表面実装)です。
MaixGOやM1 DockなどMaixシリーズのマイコンボードにも搭載されています。

WiFi付のM1Wもあります。

M1n(Maix nano)

M.2コネクタでType2230に収まるサイズ(22x25mm)の小型モジュールです。
入出力端子をM.2コネクタで引き出しているだけなので、M.2規格の通信方式(SATAやPCIe)には対応していません。
MaixCubeの中身もM1nベースです。

UBS Type-Cや汎用スルーホール(2.54mmピッチ)に変換するブレイクアウトボードが用意されています。

MF0

M1やMaix bitよりも小さい超小型のマイコンボードです。
汎用スルーホール(2.54mmピッチ)で端子を引き出せます。

MFはMaix Faceの略で、顔認識(Face Recognition)に特化したモデルです。
顔認識処理で必要な機能に絞っていて、外付フラッシュメモリーや液晶用FPCコネクタ、MEMSマイクが省略されています。

MF1

高性能な顔認識モジュール向けキットです。
2つのカメラと暗視用赤外線LED、液晶が搭載されています。

まとめ

Maixシリーズは気軽な電子工作から本格的な製品開発まで幅広く対応できるラインナップがそろっています。
あなたの用途にあったモデルが見つかりましたでしょうか?
質問や感想などお気軽にコメントしてください。